ダブルオーバーのスウェルで今季一番のサーフィンNSA北海道支部大会 in 椴法華サーフビーチ
- 下川部 淳
- 2022年7月10日
- 読了時間: 2分
更新日:6月30日

泣いているわけではない。バカでもない。やるべきことは分かっている。ただ、アタマオーバーのスープが容赦なくSOUSHIを襲い、思うようにライディングできず、悔しいだけだ。

【サーフィン大会】
2022年7月10日(日)5:30~、北海道函館市銚子町の椴法華(トドホッケ)サーフビーチにて、一般社団法人日本サーフィン連盟NSA北海道支部の大会が開催された。
【波コンディション】
時折5mほどのオンショアが吹き、波はワイドで、アタマオーバーの大波。今シーズン最大サイズのコンディションとなった。そのため、ゲッティングアウトにはカレントの見極め、パドルの瞬発力、セット波のピークを捉えるテイクオフ能力など、高度なサーフィンスキルが求められるハイレベルな大会となった。
【記者所感】

SOUSHI君のライディングスキルは十分わかっているつもりだった。いつも明るく、果敢にチャレンジする姿を何度も見てきた。しかし、今シーズン最大のビッグウェーブの中、全く沖に出られない。何度もパドルするが、波に押し戻され、テイクオフすらできないまま大会終了。悔しそうな顔で浜に戻ってくるSOUSHI君を、お父さんお母さんが励まし、家族で反省点を話し合う。
今回取材を通じて強く感じたことがある。一言で言えば「一生懸命な家族」だ。真剣にサーフィンに取り組むからこそ、できないことが悔しいSOUSHI君。どうすべきかを子どもと真剣に向き合い話す両親。その姿勢に心から敬意を表したい。カッコイイ写真を撮りたくて椴法華に向かったが、温かい家族の愛情を感じ、心が温まった。
最後に、SOUSHI君の名誉のために言っておく。悔しくて泣いたのではない。悔しい時に、偶然目から水が流れただけだ。決して泣いたわけではない。