泣いているわけではない、バカではない、何をすべきか理解している。アタマオーバーのスープが次々とSOUSHIを容赦なく襲い、思う様にライディングできず悔しいだけだ。
【サーフィン大会】 2022年7月10日(日)5:30~、北海道函館市銚子町にある椴法華(トドホッケ)サーフビーチで、一般社団法人日本サーフィン連盟のNSA北海道支部の大会が開催された。
【波コンディション】
時折風速5m程度のオンショアがありワイドな波ではあるもののアタマオーバーの大波で、今シーズン一番のサイズであった。その為、ゲッティングアウトの際は、カレント見極め能力、パドル瞬発能力が必要であり、セット波のピークを見極めてテイクオフする能力などのサーファースキルが無いと波に乗る事ができないハイレベルな大会となった。
【記者所感】 SOUSHI君のライディングスキルは充分理解していたつもりだ。いつも陽気で、いつも果敢にチャレンジしている姿もよく見ていた。しかし、今期一のビックウェーブで全く沖に出られない。何度も何度もパドルするも波に押し戻され、テイクオフすらできない。そして大会終了。悔しい顔をしながら浜に戻ってくる。励ますお父さんお母さん、尚且つ反省点をSOUSHI君と一緒に家族で話し合う。 今回密着取材して感じたことを述べる。 一言で云うならば、一生懸命なファミリーだ。 サーフィンに一生懸命取り組むからこそ、できないと悔しい思いをするSOUSHI君。どうすべきか子供と話し合うお父さんお母さん。物事と向き合い、真剣に考えるSOUSHIファミリーの姿勢はリスペクトする。 カッコイイ写真を撮りたいと思って椴法華に向かった当方であるが、心がポカポカする様なファミリーの愛情を感じた。 最後にSOUSHI君の名誉の為に言っておく。 彼は悔しくて泣いたのではない。悔しい時にたまたま目から水が流れただけだ。決して泣いたのではない。
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