「起業」「新規事業開拓」「地方創生」など、アイディアや課題解決を具現化するための過程を学び、最終日には5分ピッチで発表して順位を決定するワークショップイベントが、2022年12月2日(金)18:00から全3日間が始まり、北海道苫小牧市のCOCOTOMAラウンジで行われている。
参加人数は30名、地元学生、サラリーマン、フリーランス、企業経営者、教師などが参加して、遠くは東京、釧路、札幌から苫小牧市に来訪。運営側には、銀行支店長、投資家、企業経営者など現役で事業に取り組む方々が、メンターとしてコーチングして助言を行いながら共に起業アイディアを具現化していく。
似たようなイベントとしてハッカソンというワークショップ形式でアイディアからアプリケーションやWebコンテンツなどのプロダクト制作するものあるが、Startup Weekend苫小牧(以下SW苫小牧)はアイディアを理論構築していくものだ。例えば、美味しい飲食店をすぐ知りたいというアイディアからビジネス構築するとしよう。その場合、誰の課題解決になり喜ぶのか?参加者は誰なのか?そもそも既存サービスが存在するのでは?と、検証を繰り返して事業計画書を作成していき、3日目に5分ピッチ発表するアイディアソンである。尚、アイデアソンとはアイデア(Idea)とマラソン(Marathon)の造語。
合言葉はNo Talk All Action.
(不言実行)
2日目の様子タイムスケジュール 12月3日(土)
18:30 夕食
21:00 2日目終了&帰宅
09:30 2日目開始
10:00 Facilitation
12:00 昼食
昨日帰り際にチーム内でSNS交換を行い、深夜早朝に事業プランを練り上げた様子。10:00からは、アイディアを具現化するための方法手順をファシリテーションにより、舵取りOFF-JTを行った。昼食中もミーティングが止まらない。こうするといいのでは?他の方法はないか?どういう事が課題なのだろう?誰のため?ゴールは?誰が喜ぶ?話はつきない。
14:00 コーチング開始
経営者、VC、SEなど現役で第一線で活躍されているメンターたちによる指導助言がスタートした。各チームのテーブルにメンターが分かれて事業プランを伺い、コーチングが行われる。第一印象の感想から徐々に事業プランを深掘りしていく。何が課題ニーズなのか?誰が喜ぶのか?そもそもあなたはどう思う?様々な角度で壁打ちディスカッションを行っていく。
ファシリテーター中本卓利氏メッセージ
StartupWeekendはビジネスコンテストではありません。顧客の課題を発見し、プロダクトを構築し、ビジネスモデル設計を通じ、スタートアップの可能性を探る、謂わば仮説検証プログラムです。「顧客はきっと…」「ユーザーは多分…」「こんな製品があれば…」「こうすればお金は...」そんな風に意見を交わすだけでは仮説検証が先に進むことはありません。それでは仮説の上に仮説を積み重ねる、砂上の楼閣を作り出すだけです。
崖の上から飛び降りながら、地面に激突するまでの間に飛行機を組み立てなければなりません。そのために、取り組むべきアクションはいったい何でしょうか?議論を一度止め、検証への一歩を踏み出していただければ幸いです。
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