100年かけて北海道苫小牧から魚醤文化を|北寄魚醤のTSOスタッフ代表太田正輝氏

更新日:11月25日

ほっき王子こと太田正輝氏の思い

北海道苫小牧産 hokkaido nampula(北寄魚醤)
北海道苫小牧産 hokkaido nampula(北寄魚醤)
醤(ひしお)とは?

 北海道苫小牧市で北寄魚醤を製造販売するTSOスタッフ代表の太田正輝氏に魚醤について伺った。「先ず醤は大きく分けて4種類あり魚醤(ぎょしょう)、肉醤(ししびしお)、草醤(くさびしお)、穀醤(こくびしお)があります。例外としてXO醤(えっくすおおじゃん)は1980年頃にでき複数種醤が混ざっている為分類されません。そして北海道の歴史を辿ると全国からの移民が多く食文化が多様な地域と言えます。しかし、どういう訳か魚醤文化が継承されませんでした。だったら私が苫小牧の特産物を使って、魚醤文化をつくろうと思いスタートしたのが19年前です」と、無知な私に丁寧な説明をいただいた。たしかに、北海道で生まれ育った私にとって、今まで魚醤に接したのはナンプラーと、しょっつる鍋しか思い当たらない。単に機会がなく馴染みがない印象だ。


 上記商品はTSOスタッフメイン商品北海道苫小牧産 hokkaido nampula(北寄魚醤)。原料は苫小牧産北寄貝・塩・麹のみ、魚醤特有の臭いをカットした無添加&ノンアレルギーの優しい商品で、和食をはじめ、洋食や中華料理さらにはスイーツまで用途は無限大。旨味をたっぷり含んだ栄養価の高い1,000倍濃縮魚醤で食品添加物未使用である。


地元で全国で愛される味、コク・旨味

 1,000倍濃縮の旨味!を活かし多くの料理食品に使える。例えばラーメンスープに一滴だけ北寄魚醤を垂らすだけで深みのある味わいに激変する。パン生地に練り込むと風味が増す。プリンに入れるとコクが増す。和食の様にダシ・醤油に隠し味として使うと重厚な味わいとなる。

 1,000倍濃縮というのがポイントで塩味や臭みが邪魔せず、旨味がガツンと来るので料理の素材を引き立ててくれる。全ての料理と相性抜群で魔法のような万能魚醤である。



ほっき王子はお孫さんと打合せ中
ほっき王子はお孫さんと打合せ中

ほっき王子って?

 地元でほっき王子と呼ばれている由来を尋ねた。「ははは、10年程前ローカルテレビ番組のコーナーを1年間担当した事があって、やまべ料理店日本橋大将齊藤芳行さんと一緒に出演していました。その時についたあだ名が、私がほっき王子、大将齊藤さんがプリンスでした。それ以来私達2人がそろうとキンプリ、私単独では、ほっき王子となりました(笑)」


 王子は言う。「魚醤という文化の定着に100年かかると覚悟しています。北寄魚醤作りを始めて19年、後81年かかると思ってるので長生きしないといけません(笑)」商品づくりのみに留まらず、風土や食文化づくりを見据えた事業展開を行っている。王子の人徳なのか、自ずと王子の元に若手起業家が集まる。地元愛が伝播しているのではと筆者は思う。







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